レジャー白書2019
~市場規模71 兆9,140 億円、前年比0.1%増~
2019年7月18日
公益財団法人 日本生産性本部
調査研究・提言活動 資料ダウンロード
公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研は、『レジャー白書2019』を8月初旬に発行します。同白書は、余暇活動調査等をもとに、わが国における余暇の実態を需給双方の視点から総合的・時系列的に分析・記録している唯一のもので、1977年の創刊以来通算43号目になります。白書の主なポイントは次のとおりです。
■日本人の余暇活動の現状 ~多くの種目で参加人口が増加~
8 年連続で参加人口の首位となった「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」(5,430万人)をはじめ、多くの種目で参加人口が増加した。「ウィンドウショッピング(見て歩きなど娯楽としての)」「SNS、ツイッターなどのデジタルコミュニケーション」「園芸、庭いじり」「体操(器具を使わないもの)」などが順位を上げた。
■余暇関連産業・市場の動向 ~インバウンド効果に加えスポーツ部門も堅調~
2018年の余暇市場は71 兆9,140 億円で、前年比0.1%増と僅かであるがプラスとなった。インバウンド効果により観光・行楽部門がプラスとなったほか、スポーツ部門も堅調だった。
【スポーツ部門】アウトドア、ランニングなど用品市場やフィットネスクラブが伸びた。
【趣味・創作部門】音楽配信、動画配信、電子出版が伸びたが、映画はマイナスとなった。
【娯楽部門】ゲームセンター、公営ギャンブル、外食が堅調。パチンコ、カラオケがマイナス。
【観光・行楽部門】ホテル、航空、鉄道、海外旅行、遊園地、会員制リゾートなどがプラス。
■2018年のトピックス
● 1 人当たり平均参加種目数は2015年から2017年にかけて減少傾向にあったが、2018 年は反転し、前年比0.7 種目増加して12.4種目となった。部門別では全部門で増加し、性・年代別では、男性10~30代、女性50代の伸びが目立った。
● 平均参加種目数が増加した男性20代では「ゲームセンター、ゲームコーナー」「テレビゲーム(家庭での)」などで参加率が上昇し、男性30代では「ドライブ」「ジョギング、マラソン」「カラオケ」などで参加率が上昇した。
<余暇活動調査の仕様>
■調査方法 :インターネット調査
■調査対象 :全国15歳~79歳男女
■有効回収数:3,226(人)
■調査時期 :2019年1~2月
お問い合わせ先
公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研 (担当:長田)
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